週末の改修工の設置届を提出してきました。
朝は、通常通りに常駐現場へ通勤。
気になっていたフロアがあるので
まずは現場の施工チェックからスタートです。
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「図面と違うじゃん!」
現場を確認してみると、図面と施工状況に相違が…。
「図面と違うじゃん!」と声がでてしまいます。
現場の配管に合わせて施工図面を修正し、
再度工事が必要な箇所をピックアップ。
さらに、区画壁の貫通処理(穴埋め)も未完成だったため、施工指示図面に追記しました。
まさに「職人」と「現場管理者」の境界線の部分です。
合致してこそ意味がある。
確認は必須です!
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消防署へ:届出提出
9:30に現場を出発し、該当現場の所轄消防署へ向かいました。
提出した届出は以下のとおりです。
• 着工届:1本(工事着手10日前までに提出が必要)
• 設置届:2本(工事完了4日以内の提出が必要)
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届出制度の改正について
今回の提出では、新しい改正点がありました。
どうやら「業務の簡略化」を目的とした変更のようです。
私が現職に就いてから、これで大きな改正は2回目になります。
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① 印鑑の省略
以前は届出者(お施主様)の押印が必要でした。
大企業がお施主様の場合、この押印をもらうだけで2〜3週間いただけない物件もありました。
さらに、消防設備士の印(試験結果報告書など)も必要でしたが、
数年前から印は不要になりました。
これはかなりの時短になりましたね。
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② 正・副・控の廃止と電子化へ
もうひとつの改正は、事務処理の簡略化・電子化です。

以前は届出書類を「正」「副」「控」の3部作成していました。
• 「正」:所轄消防署へ提出
• 「副」:お施主様へ提出
• 「控」:サブコンなど施工会社控え
受領印・受領番号は「副本」に押してもらっていましたが、
2025年10月1日からは「正・副」という考え方が廃止され、
1部 消防提出のみになりました。

受領証明の代わりに「鑑」を持参すれば受領印をもらえます。
今回は念のため、受領番号も聞き取りしておきました。
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今後は電子申請へシフト
これからは、電子申請への切り替えが主流になっていくと思います。
本日の業務でも、所轄消防へ提出のため
往復で約2時間かかりました。
電子申請なら大幅な時短になりますね。
お施主様やゼネコン・サブコンの皆さんは、
まだ従来通りの認識を持っているケースが多いと思います。
ですので、今回の届出書類の提出方法に関して
こちら側から時代の流れを共有・提案していくことが大事だと感じました。
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まとめ
現場では「図面通りにいかない」ことがあります。
そして、
届出の制度も変化していきます。
現場管理者として、
時代の移り変わりに対応していく姿勢が
大切だと改めて感じた一日でした。
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✍️ 本日の業務メモ
• 現場チェック&修正図面作成
• 消防署へ届出提出(着工・設置届)
• 制度改正内容の確認
• 電子申請への対応検討
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ご覧いただきありがとうございました!
同じように現場で奮闘している方の参考になれば幸いです。


