3年後の自分がライバルです。
そう思うようになってから、日常の景色が少し変わって見えてきました。
雨上がりの澄んだ朝。世間は3連休ですね。
昨夜の大雨で、渋谷のハロウィンはどうだったのでしょうか。
私はというと、土曜祝日も仕事です。
最近では、職人さんの会社でも日給から月給へ移行するところが増えているようです。
弊社の配管工も月給制です。
「働き方改革」や「多様性」「副業の推進」など、
一見自由が広がったように見える一方で、
どこか矛盾を感じることもあります。
私は、「選択の自由」があっていいと思っています。
どんな時代でも“やる人はやる”。
そして「やり続けること」こそが、
競争社会の中で大きなアドバンテージになる。
他の人が休んでいるときに働くことで得られるレバレッジを生かしたい。
もちろん、
子どもと過ごす時間もかけがえのない時間を引き換えにしてしまっている。
それでも私は、自分で決めた仕事を今日もやり切るだけです。
私は時間の制限よりも「成果」を基準にしています。
とはいえ、
ストイックな仕事人間として“つまらない人生”を送りたいわけではありません。
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30代の頃までは、「すごい」と言われる人に憧れ、
意識し、追いかけるように自分を高めることに夢中でした。
けれどある時、
消火ポンプ室の図面を描いている最中に、ふと気づいたのです。
夢中で取り組み、熟考し、こだわりを積み重ねていく中で、
「自分が納得できる領域」というものが見えてきた、と。
結局、すべては「自分がどうあるか」。
もちろん、施工規則や防災設備のルール、消防法、
そして上会社様の品質基準は厳守します。
さらに、その上にある“自分のこだわり”の部分。
そこに、仕事の本当の面白さがあるのだと思います。
もう、他の誰かではなく、
自分自身、
そして未来の自分。
たとえば3年後の自分が今の自分を振り返ったとき、
どう見えるのか。
それが、私の基準です。
「マリオカートのゴーストのようなものですね。」
自分という“記録”に挑み続ける。
人生は儚く、短い。
今の自分は、これまでの選択の結果でしかありません。
だからこそ、「自問自答」を繰り返しながら、
自分らしく生きる。
働く。
遊ぶ。
そのすべてを、存分にやり切りたいと思います。


