都心の超高層ビル改修工事。
来年の夏まで続くプロジェクトです。
朝7:20、現場事務所に到着。
7:50に事務所を出て、
防災センターで入館手続きを行います。
入館証とセキュリティーカードを借り、
職人さんたちと合流して工事エリアへ向かいます。
今回は新築工事ではないため、全体朝礼はありません。
本日の業務内容確認や施工指示、
体調確認などを行い、
それぞれの持ち場へ。
仕事内容としては特段変わることはないので、
どこの現場に行ってもやることは同じ。
ただし、
同じ作業を繰り返す中でも、
常にわずかな「差」=「成長」・「変化」を意識していくことが大切。
それが改善や改良につながります。
朝のルーティンが終わると、
各々 自分の仕事に取り掛かります。
今日は、空調工事で角ダクトが図面と違う位置に施工されており、
消火配管工事に支障が出るため現地確認を行いました。
壁ボードの施工を待つため
配管の立下げを止めている状態。
直下にダクトが来てしまい、想定していたルートが使えなくなっていました。
角ダクトつり込み終わり、保温作業中でした。
空調工事の施工状況も考慮し、
こちらで対応する方向で空調担当者とはすでに話をしています。
なぜこうなったのかを確認すると、
「小梁を見落としていて、図面通りの施工ができなかったためルートをずらした」とのこと。
現地を確認し、その小梁を認識しました。
北側は配管ルートの変更が発生しましたが、
南側は小梁がないため、配管の立下げを職人に指示して対応完了です。

現場では、想定外のことが必ず発生します。
担当者はその都度、最適な対応を考え、判断・指示を行います。
今回のように手直しが発生すると、
私自身の時間も取られますし、
足場の準備
配管のやり直し、
余分な材料の発生など、
マイナス要素が増えていきます。
いかにロスなくスムーズに進められるか。
そこに現場担当者の力量が問われます。
9:40、事務所に戻って図面対応。
50階の天井総合図を確認します。
収納庫が狭くなったため、照明の位置を変更。
電気屋さんのほうで、
庫内のスプリンクラーヘッドも照明と合わせて調整してくれていたため確認しました。
結果は――
NG。
壁からの離隔300mmが取れていなかったので修正。
ついでに全体を見直すと、
他の器具も移動されており、
SPヘッドがラインから外れて不自然な位置になっていたため、
適所に再配置しておきました。
これで午前中は終了。
今日も現場は、改善と対応の連続です。
その積み重ねが、より良い建物づくりにつながっていきます。


