スプリンクラーヘッドの配置には、
いくつか注意点があります。

上記の離隔。
そのほかに、 扉の開閉軌跡に入れないこと です。
どうしても入れざるを得ない場合は、
扉の高さと天井の高さの関係性を確認する必要があります。
特に天井スレスレで扉が開閉する箇所は要注意です。
• 「扉の高さを確認すれば軌跡は気にしないでOK」という考えもありますが、
基本は入れない方が安全。
• 扉の仕様変更に伴う高さの変化や、扉自体の設置位置が途中で変更される可能性もあるため、
離隔なども余裕を持った配置が望ましい。
防火扉の場合
防火扉は天井スレスレで設置されるのが一般的。
何らかの要因によって、ヘッドが下がってしまうと
扉と接触し破損、SPヘッドがはじけ水損事故になります。
軌跡にヘッドを入れてはいけません。

ただし、
大型の防火扉では軌跡を避けられない場合もあります。
軌跡から出すと、SPヘッドの警戒が届かない。
その場合は、SD製作図を確認し、
扉枠の厚み(約20mm程度)を製作図で確認して、
ヘッドを出を、可能な限り引っ込み気味に固定します。
上記が、今までの対応でした。

この扉は「火災時には閉まる」設定。
つまり、
有事の際は閉じる。
→ 有事の際は、散水障害にはならないという解釈も可能である。
天井は、 システム天井。
在来天井と違って、内装屋さんにご迷惑をかけることもなく、自己完結でヘッド移設が可能。
すぐに対応しました。

きっちりとした仕事。
今後も継続いたします。