そう言葉巧みに暗示をかけて搾取するのは「やさしさ」ではありません。
私が考えるやさしさとは、「生き抜く術を教えること」です。
魚を与えるのではなく、
釣り方を教える。
これは親になってから特に強く感じるようになりました。
子どもにも部下にも、
私は“術”を伝えていきたいのです。
教えを受け取る人には二通りあります。
• 否定されたと感じ、煙たがる人
• 素直に吸収し、力に変える人
私はまず「目的」を明確にし、
次に「根拠」を考えさせます。
たとえば現場で不都合が発生したとき:
1回目:岩崎にTEL(聞く行動自体はOK)
2回目:自分で考えてから聞いたか?と問う
3回目:自ら考え、選択し、実行し、完了せよ
大切なのは、
その選択をした根拠を自覚していることです。
根拠が一致すれば、
部下であっても私と同じ判断にたどり着けます。
問題解決力のある人は「何が問題か」を見極め、
原因を探り、
状況に応じて最適な選択肢を選べます。
「5W1H」で整理すれば余計なものがそぎ落とされ、
判断がシンプルになります。
結局のところ、
仕事に対する姿勢がすべてです。
「やらされている」と感じる人は思考を止め、
指示を待ちます。
主体性のある人は
前に進むために思考を始めます。
私は、ただ魚を与えるのではなく、
釣り方を伝える人でありたい。
そして「自ら生き抜く力を持った人材」を育てていきたいのです。