「 ○○に 注意しろよ!!」
耳にタコができるほど聞いている言葉かもしれません.
それでも起こってしまう。
ヒヤリハット
「ヒューマンエラー」
私たちの仕事は、「鉄(重量物)」と「水」を扱う仕事です。
今回は、「水」について。
「水?」
と聞くと、
皆さんは蛇口から出る手洗い程度の水を想像すると思います。
しかし、
私たちが扱う水系消火設備の水は、
その量がまったく違います。
もちろん、
蛇口から出る程度の水であっても
「水損事故」につながります。
だからこそ、
プロとして不要な箇所には一滴たりとも水をもらさず、
確実に仕事を行う必要があります。
そのために行うのが、
• 養生
• 濡れてはならないものは事前にどかしておく、取り除いておく
といった
「水損事故を未然に防ぐための対策」です。
そして、
もう一つ大切なのが
「人為的なミス」の対策
ヒューマンエラーです。
KY(危険予知)は、日常に潜むリスクを見つけるための基本。
それは「安全」と「品質」を守るために欠かせない行動です。
さらに昨今では、
コンプライアンス順守も重要性が高まっています。
☆
私たちの使用しているスプリンクラーヘッドは、
80L/分の放水量が必要です。
12個のSPヘッドが同時に放水することを設定して
消火ポンプは、
スプリンクラーポンプ 1080L/min(以上)の吐出量です。
連結送水管ブースターポンプは、2400L/min
ものすごい水量を送れるポンプを使用します。
また、
スプリンクラー消火設備は、管内も高い水圧のかかった状態。
閉鎖型スプリンクラーヘッドは、
高圧状態を維持したまま有事に備えています。
配管の接続は、
・ネジ接続
・フランジ接続
・ハウジング接続
で 行っています。
JIS規格などでそれぞれの精度や、締め付けトルクなど規定されていますが
実際に施工するのは、「人間です。」
「ついうっかり」が
品質・安全に関しても
「事故」につながってしまいます。
施工管理者・施工者
お互いが「リスクを減らす」努力や、
意識づけが大切ですね。
