耐火被覆施工後の配管状況です。

耐火被覆の目的は、「鉄骨」の耐火仕様化です。

鉄骨が火災の熱によって 躯体としての強度を保てなくなるので

耐火被覆の吹付によって「耐火」性能を有するようにすること。

耐火被覆屋さんの仕事を知ることは、

先行配管の検討に必要な知識です。

耐火被覆作業にとってNGなこと?

品質の確保ができないので○○な配管は、吹付後に施工するように!

つまり、施工してはダメ!!

○○な配管とは??

耐火被覆の吹付自体は、「吹き付けるだけ」なので、

高所作業車などを使って対象となる鉄骨に

適切な距離までちかづけること。

そして、もう一の作業、

吹きつけた耐火被覆を、コテなどで押さえつける。

この押さえつけるという作業が、ポイントです。

耐火被覆吹付とは、別の耐火方法としては、

「セラタイカ」

「マキベエ」などがあります。

目的は、鉄骨の耐火なので、消火配管屋としては、

「セラタイカ吹付」が一番良いです。

 → なぜか? 

   吹付だけだからです。

   おさえる作業がないので、消火配管の先行の有無は関係ない。

耐火被覆、セラタイカ、マキベエの ”何”で行うかは、建物の設計・仕様によります。

耐火被覆は、鉄骨への吹付なので

梁~梁の間の養生は、不必要に思いますが、

全部配管の養生を条件に、「先行配管」OKとなることがあるので

その条件をのんでも「先行」すべきです。

吊り全ねじも養生しています。

耐火被覆の吹付が終わると、

一気に、空調工事、衛生工事が入ってきます。

もちろん、内装工事 スラブTO壁の施工もです。

私たちは、吹付後すぐに養生の撤去に入ります。

そして、吹付後の残配管の施工。

空調工事は、「空調機」を

真っ先に吊り込みに来ます。

なので、空調機の上部の配管は、なるべく避ける。

かといって、

全部を避けて通すこともできないので、

空調機が先につられても配管できるように、上部に継手は設けない。

施工図を描くということは、

単に、

空間的に納まっている配管図を描くのではなく、

施工時のイメージさえも想定して書いています。

この現場は、残念ながら、、、、

工程管理における負荷配分。

負荷配分(山積み・山崩し)をしっかり行うことで、

品質と、施工性、安全にもつながると思うんですねどね。

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