鉄骨建て方から、

床スラブデッキ敷き込み、

スラブ配筋、

コンクリート打設

スラブコンクリートの養生期間が過ぎるのを待って、

次のフェーズに移ります。

「耐火被覆吹付」

耐火被覆が終わると

設備工事・内装工事に移るのですが、

一気に、

人、資材、足場・仮設材が増えて作業効率が格段に落ちます。

建築躯体業者から内装工事へ、

設備業者の作業・工事の境界になる段階。

私が入社したころからずっと同じことを繰り返していますが、

「吹付作業が遅れる!!!」

建築平面詳細図が、

未承認であったり、

壁の位置変更があったり、

施工業者の乗り込みのずれ込みであったり

いつものことです。

すごくもったいないんです。

「時がとまったまま 日々 経過していく」

それを見越して、消火配管は先行する!!

というのが、セオリーです。

吹付業者からしたら 手間が増えるので配管など何もない状況で

吹付をするのが良いでしょうが、

いつもこの境界線の取り合いで押し問答があります。

検討段階で 耐火被覆より先行するために配管ルートさえも変えます。

吹付作業の邪魔にならないように

梁をまいてスラブべたべたに配管をしていく。

わざわざ「先行配管するために?」とも思いますが、

共用部は別として、

専有部は、スラブべたべたに配管をしておくことで、

空調のダクト施工とも絡まなくなるので

利点も少しあります。

振れ止め鋼材も少しですが小さくできたり。

現実的に、耐火被覆の施工が困難、不可能である箇所は

配管のばらしをしておく必要があるので

ルート変更でやり過ごせるところは

ルートの変更をしちゃいます。

配管のジョイント位置も外す可能性がある箇所には

仕込みをしておきます。

消火配管はなぜ「先行」することが 多くの場合OKなのか?

梁スリーブ貫通レベルだからです。

一番上の高さの配管であるので、吹付作業の障害にはなりにくい。

配管の養生と、養生材の撤去の手間は発生しますが

費用対効果は、大きいです。

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