所轄消防署に着工届・設置届の提出で行くときは、

「アポ」無しです。

書類の提出だけなので必要十分。

1点2点ほどの、確認程度であれば内容を伝えて

返事をもらえるか、

署内確認後に連絡をいただきます。

今回のように、協議内容がまとまってある場合は

事前予約をして所轄消防にうかがいます。

設計者や設備担当者が同行する場合もありますが、

物件によります。

消防協議を行う目的は、

・お施主様の意向を叶えるため。

 こうしたい、あぁしたいがあり、特殊性があるとき。 

 特別な消火栓BOXの造作とかなどあります。

・迷うようなこと(グレー)を、ハッキリ決めてもらうこと。

・ダメもとで行って、そこから少し前方で落としどころを付けるため。

・ダメの確認と、念押し。やっぱりそうですよね。

私の仕事の強みは、

「狭く、とことん深いこと。」です。

設計さんのように幅広い知識を必要とされるのではなく、

スプリンクラー消火設備で消防協議に行く内容というのは、

所轄消防によって見解が分かれることがメインです。

今回は、

・プロジェクターのスクリーン裏の警戒(裏の空間として、微妙な奥行きがある。)

・1m×1.5mほどの収納空間のSPヘッドの配置で、

 他設備があって、ヘッド周囲の離隔が取れない場合。

 あからさまに狭いと周囲の離隔は問われませんが 微妙な空間なんです。

・上階の床スラブが天井となるスケルトンと、一般的な天井面の間の

 「フトコロ」のような空間のスプリンクラーヘッドの配置。

 一般的には床面の警戒でOKですが、形状からなんとも決めがたく要協議事案とした。

・屋内消火栓の警戒外に機械室を増設するので

 補助散水栓増設警戒で良いか?の念のための確認。

 etc......

大切なのは、

「協議を行った。」という既成事実を残すことです。

そして、

その協議の「切り口」

事象に対する論点を的確にとらえているか。

5W1H

・いつ

・どこで

・誰が

・何を

・どうした

 →

  現場代理人としては、

  ※いくらで? という事もキーワードです。

協議するポイントを、どのように「切り出して」どう見せるか?

意識することで、準備すべき「資料」が浮かんできます。

そして、

「予定調和」

消防設備士としての感覚を研ぎ澄ませておくこと。

「センス」

消防官は、地方公務員の為 

担当していただいた予防課の消防官も移動することがあり、

消防協議を積み重ねておくことで、

建物の消防完成検査の際に、行き違いがなくなります。

たまーーーーーーに

くつがえることがありますが、

プロセスは 大切です。

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