壁埋込型消火栓BOXは、
壁に、BOX取付用の「開口」を作ってもらいます。
壁のランナーの墨が出ると、
消火栓BOXの開口墨を出します。

この開口墨、墨通りに開口されているかも
確認すべきです。
墨を出してあるからと言って
墨通りに開口されているか?
間違っていることが実際にあり、
いざつけようとするときに開口が違うと
予定通りに作業が進みません。
下記の写真は、
高さ変更で、LGS変更指示です。

開口のLGSの組み方も、内容屋さんには彼らの
「施工要領」= ルール があります。
それを、最低限私たちは知っておかなくてはいけません。
消火栓BOX周りの取付スペースの大きさや、
開口両サイドの補強材の流し方。
壁の角や、扉周りの補強材
補強材にボードは、ビス止めできないらしいので、
消火栓BOXの下端を狭くしすぎると
開口がこちらの要望通りに組んでもらえません。

それと、
この消火栓は、
壁表面の仕上げに1発で合わせるタイプなのですが、
壁面ピッタリにはできないのです。

例えば、LGSにボード12.5mm2枚で塗装仕上げといって
25mmでっぱらせてBOXを取り付けても
LGSの重なりが出るので ピッタリにいきようがない。

なので、
意匠・設計者とは、明確にクリアランスゼロの納まりは、
成しえないので、
最初から消火栓の仕上げは、
壁から「5mm程度」でっぱらせて仕上げるようにしておきます。

一般的な、
「フェイス」をかぶせるタイプであれば問題はないです。