「慣れ」とは、良くも悪くもあります。
業界に慣れてしまうと意識しなくなってしまうことがある。
日常生活の中では、
完成した建物なので、ある程度の「安全」は確保されています。
小さい子供は、
どこに行っても「目」を離せないと思いますが。
建築中のたてもの、改修工事中の建物
「工事中」というのは、
不安定な状況です。
固定外れていたり、
鋭利な端部が露出していたり、
床に段差や、開口があったりします。
こういったことも、
仕事をしていくと「慣れ」てきます。
危機感の薄れ、
そして、
自然と危機管理能力も身についても来ます。
作業前日には、「KYシート」を記入します。
「危険予知」 = 人間の知恵
定期的に、事故事例を伝達することも
日常の中にある「危険」を再認識させてくれます。
コピーされたKYシートに
「重み」は、ありません。
ここで1つ 提案します。
1行 手書きにするようにスペースを開ける。
そこに、
毎日1つずつ、注意点を捻出する。
例えば、
「今日は、安全靴をチェックする」
・靴ひもは損傷していないか?
・かかとはすり減っていないか?
・外部にやぶれや、ほころびは無いか?
・踏みぬき防止インソールは入っているか?
・かかとを踏んで形状が崩れていないか?
1つのことから、「多くを学ぶ」
私の仕事は、
単に図面を描くことでも、
打ち合わせをこなすことでもなく、
工事の指示をするだけでもないのです。
総合的な能力が必要です。
日常にある、
目の前の業務を丁寧に掘り下げていく。
その積み重ねです。
マンネリ化。
自部次第で、
意識は変えられる。
日常に溺れることなかれ。
