暑い夏の工事でした。
1つの敷地に、2棟立っている高層ビルの送水口機器交換工事。
2棟独立してはいますが、
送水口は、共通の場所にまとめて配置しています。
物件によっては、
系統自体1つにまとめている建物もあります。
送水口周りだけで工事を完結するために
消火配管の「凍結工法」を用いました。
液体窒素を使用し、管内を凍らせ水抜きを
最小限におさえることができます。
連結送水管の工事終了後の復旧作業は、
補給水槽から充水されるだけなので建物の立ち入りは不要にできます。
スプリンクラー消火設備は、
「減圧起動」が関係してくるので
復旧作業の内容が変わってきます。
☆
私の業界歴のなかでも
上位にうかぶの失敗例です。
建物に損害を与えてしまったのではなく、
事故・ケガではないですが、
想定通りにはいかなかったので
「戒め」として 持ち続けています。
失敗の要因は、
100Aの旋盤ネジ加工を容易に考えていたこと。
100Aの旋盤は、仕様電力が大きく
通常のコンセントからだと非力。
ネジたて自体も時間がかかる。
良くないことは重なります。
旋盤のコードが切断、、、、、
工事中断が決定です。
改めて別日にしました。
送水口は、いかしておかないといけないので
もとに戻して一旦 退却。
リベンジは、
溶接物で加工管を作ってきたので
そのまま交換です。
現地調査の甘さもありました。
職人さんも それぞれ意見は違いますね。
誰かのせいにするとかではなく、
我事と受け止め 経験としました。
今回の工事のように
他とからみがなければ 利助で対応可能です。
「アイスマン」凍結屋さんは巻き込んでしまいましたが、
別日にまた来てもらいました。