消火栓の高さを決めるのに必要な「要素」
① 幅木・手すり
② 発信機
③ 連結送水管 放水口
くらいですかね。
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① 幅木 手摺
これは、建築の壁の仕上がりを確認します。
壁と、床の取り合い部分の化粧幅木
60mmが一般的です。100mmもたまに。
幅木には、干渉しないようにします。
60mm幅木の場合は、消火栓下端 床から100mmとします。
100mm幅木の場合は、床から120mm下端。
前回の物件は、幅木の高さが未決定のまま進んでしまったので
幅木100mm想定で、取り付けました。
・手すりについて
病院や、老人ホームなどは登場します。
手すりも要注意ですが、「ストレッチャー」の想定されるので、
幅木の高さも良く確認すべきです。
幅木ではなく、
ストレッチャーの高さに合わせて
ステンレス板を付け 壁の保護をする場合があります。






② 発信機
消火栓BOXに付随するものとして、
・表示灯
・非常用コンセント
・発信機
・非常電話(非常用通話装置)
などがあります。
消火設備の手動操作関係の高さは、
1.5m以下というのが法規に明記されています。
なので、発信機の押しボタンは、床から1500mm以下です。
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③ 連結送水管放水口
連結送水管の「放水口・採水口」の高さは、
床から500~1000mです。
消防隊が、ホース連結部を腰を落として「差し込む」ためです。
注意ポイントとしては、
消火栓の放水口併設のBOの場合、
BOX下端から、900mmのところに放水口を配置している
メーカーがあるので
幅木60mmであってもBOX下端を100mmとすると、
床から1m ギリギリの高さに放水口が来てしまいます。
改善されたのか、ここ数年はそういった消火栓はみませんが、
確認ポイントです。
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消火栓の高さは、
一般的には、
床から120mmを設定します。



