新築を施工した物件に関して、電話が来ました。

「ポンプの単体試験で、流量試験管の流量計に不具合がある。」

定格流量 2400L/min

連結送水管のブースターポンプ

原因は、すぐに浮かびました。

水系消火設備は、構造がシンプルです。

消火ポンプと、中間水槽(3t)で

「ぐるぐる運転」をします。

水槽→ ストレーナー →(減圧弁)→消火ポンプ→ 水槽へ戻し

このサイクルの中に原因があります。

機器の前にストレーナーを配置するのは、

機器の保護を目的としています。

ブースターポンプには、ポンプの故障の可能性も考慮し

プースターポンプのサクション側には、

「バイパス」を設けるように 定められています。

このバイパスにおいて、

機器(減圧弁)の吸込み側にストレーナーを設置するのですが、

所轄消防の指導により、

消火ポンプにたいして、

ストレーナーが機能するように指導を受けました。

つまり、

水槽→ポンプとする場合、

一般的には、

ストレーナーは設けません。

今回はそういった指導もあり、

バイパスの分岐 手前にストレーナーを設置しました。

本題に戻ります。

流量試験管の流量が、

仕切弁を「開」にしていくと、

締切り運転から、流量を逃がしていきます。

バルブを開けていくと

流量が上がらなくなります。

これが、今回の問題点です。

吐出量が少ない = 吸込み量が足りない。

ストレーナーを介しているので

原因の特定に至ります。

~ 必要なもの ~

工具類 ※ 具体的になにか? サイズはどうか?

養生材

パッキンなどの消耗材

塗料などの補修材

「知行合一」

知と行は表裏一体をなすこと

私の仕事は、

自己満足的な「図面を描く」ことでもない。

常に、向上し続ける。

時代にも、柔軟に適合していく。

実践の中で学んだことも、図面に還元しています。

メンテナンス性

ストレーナーの蓋が張り付ていたので

外すのが少し手間取りました。

開けてみると!!

目詰まりしています。

これが原因ですね。

メッシュは、再利用できますが、

今回は新しいメッシュと交換して復旧です。

メガネレンチをかけたところの

錆止め補修をして完了。

パッキンは、損傷はなかったが新品と交換です。

乾けば、色は元通りになじみます。

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