なぜ、ここを溶接エルボとしたのか?
赤い「トップフィッティングエルボ」を使うか、
溶接エルボで制作するか、
迷っていました。
溶接エルボを使用するメリットは、
「首元の固定」がガッチリ決まること!!
溶接なので歪みは発生するようですが、
1体物にできるのが利点です。
消火ポンプのデリベリや、
連結送水管の送水時に
一気に、力がかかるところは、
溶接エルボにするのが良いと思います。
今回は、PSから廊下に突き出す。
1階から2階に突き出す配管なので
配管の支持を水平配管からとることを目的としました。
構想の建物だと、
竪管の支持を各階床固定を取っていくのですが、
「ロケット」とと呼んでいますが
荷重の受けを考慮するときがあります。
小さなこだわり。
その迷いを1つ1つ考えていくことも
日常に埋もれない生き方シリーズの1つです。
結果的には、
「トップフィッティング継手の使用で、良し」と思いました。
加工管業者の、加工工場での加工であっても、
溶接には、
「ピンホール」の可能性は「ゼロ」ではありません。
「ピンホールの」溶接部内部に、埋もれている状態で
経年で出現する事例もあります。
溶接ではなく、
既製品の組み合わせだけで組み立てたほうが、
品質、施工性、メンテナンスを考慮すると
良いのかもしれません。
かといって、溶接技術の衰退にもつながります。
状況に合わせて、選択し続けるしか
ないでしょうね。